「このメッセージ、どういう意味?」夫のスマホに届いた短い一文。隠していた関係が明らかになった瞬間
残業続きの夫に感じた違和感
「今日も残業。先に寝てて」
夫からそんな連絡が届く日が、少しずつ増えていました。月末でもないのに帰宅が遅く、休日にも「ちょっと用事がある」と一人で出かけることが続いていたのです。
仕事が忙しい時期なのだろうと、最初は深く考えていませんでした。
ただ、気になることがありました。以前はリビングに置きっぱなしにしていたスマホを、最近の夫はどこへ行くにも持ち歩くようになっていたのです。
ある日、洗濯するため夫の上着のポケットを確認していると、小さなメモが出てきました。
そこには、女性と思われる名前が一つだけ書かれていました。
「この人、誰?」
そう尋ねると、夫は一瞬だけ表情をこわばらせました。
「会社の同僚だよ。仕事で名前をメモしただけ」
説明自体は不自然ではありません。それ以上問い詰める理由もなく、その場では「そうなんだ」と返しました。
それでも、夫の帰宅が遅くなった時期と重なっていることが、どうしても頭に残りました。
画面に表示された短い一言
数日後の夜、夫はリビングでスマホを充電したまま、飲み物を取りにキッチンへ向かいました。
そのとき、机の上のスマホが振動しました。
見るつもりはありませんでしたが、画面に表示された通知が目に入ってしまいました。
「今日も会いたかったな」
送り主として表示されていたのは、先日メモに書かれていた女性の名前でした。
胸がざわつきました。
夫が戻ってくると、私はスマホを触らず、そのまま尋ねました。
「さっき通知が見えたんだけど、この人、会社の同僚だよね?」
夫の足が止まりました。
「『今日も会いたかったな』って、どういう意味?」
「いや、それは……」
夫は曖昧に笑いながら、スマホを手に取りました。
「向こうが勝手に送ってきただけだよ」
先日までなら、その説明を信じようとしたかもしれません。しかし、残業や休日の外出まで重なっていました。
私は声を荒らげずに言いました。
「だったら、どういうやりとりなのか説明して。何もないなら、今ここで見せられるよね」
夫はしばらく黙っていました。
やがて観念したように椅子へ座り、自分でスマホのロックを解除しました。
画面には、その女性とのやりとりが残っていました。仕事とは関係のない食事の約束や、休日に会う相談が何度も交わされていました。
すべてを遡らなくても、最近始まった関係ではないことは十分に分かりました。
「これでも、ただの同僚って言うの?」
私が尋ねると、夫はスマホを置き、うつむきました。
「……ごめん。何度か二人で会ってた」
そこから少しずつ、夫は隠していたことを話し始めました。
私は腹が立っていましたし、ショックも受けていました。ただ、その場で怒鳴るよりも、まず何があったのかを聞こうと思いました。
最初に目にしたのは、たった一行の短いメッセージでした。
けれど、その一言を曖昧なまま流さずに確かめたことで、夫が隠していた事実と向き合うことになったのです。
その後のことをどうするかは、すぐには決められませんでした。ただ、何も知らないまま夫の言葉だけを信じ続ける状態から抜け出せたことだけは、確かでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














