夫「会社の研修旅行に行ってくる」→女性社員の暴露で発覚した夜遊び。産後ワンオペ妻が義実家を巻き込んだ瞬間
ひとりきりの三連休
産後三か月、私は仕事を辞めてワンオペで育児に追われていた。眠れない夜が続き、鏡の中の自分は別人のようだった。
そんな三連休の直前、夫はあっさりと家を出ていった。
「会社の研修旅行に行ってくる」
「研修って、三日も?この連休に?」
「しょうがないだろ、付き合いなんだから」
泣く娘をあやしながら、私はその言葉をそのまま信じるしかなかった。研修なら仕方ないと、自分に言い聞かせるように。
けれど三日間、夫からの連絡はほとんどなかった。私は熱を出した娘を抱えて、ひとり病院へ走った。
女性社員からの電話
違和感が確信に変わったのは、夫の職場の女性社員から偶然連絡があったときだった。事務の引き継ぎの用件で、ついでに私は旅行の礼を口にした。
「先日は主人がお世話に。研修、大変だったみたいですね」
電話の向こうで、相手は少し言いにくそうにした。
「研修……ですか?あれ、ただの観光だったと思いますけど」
「あと、夜のお店にも行ってましたよ」
(やっぱり、嘘だったんだ)
受話器を置いて、私はしばらく動けなかった。給料も出ない自腹の観光。そのうえ夜の街まで。私が娘とふたりで耐えていた連休に、夫はそんな時間を過ごしていた。
手の震えが止まらず、台所の床にしゃがみ込んだまま、しばらく立ち上がれなかった。
並べられた事実
その夜、私は感情をぶつける代わりに、事実だけを静かに並べることにした。
「あの旅行、研修なかったんだってね。給料も出ない、ただの観光だったって」
「い、いや、それは誰かの勘違いで」
「職場の人から直接聞いたよ。夜のお店にも行ってたって」
夫の顔から、すっと血の気が引いた。何か言いかけては飲み込み、結局うつむいたまま固まった。
「……ごめん。出来心だったんだ」
「私が娘の高熱で病院に走ってるとき、あなたは夜の街にいたんだね」
夫は何も言い返せなかった。私はその場で義実家に電話をかけ、これまでのことを一つずつ伝えた。翌朝、義母と義父が家にやってきた。
「あんた、産後の奥さんを置いて何を遊び歩いてるの」
義母の言葉に、夫は肩をすぼめて頭を下げた。義父も黙ったまま、厳しい目で息子を見据えている。さっきまでの軽さは、もうどこにもなかった。
「本当に、申し訳ない」
うなだれる夫を見ながら、私は静かに息を吐いた。それから夫は、休日のたびに自分から娘を抱き上げるようになった。
私が頼む前に洗濯機を回し、夜泣きにも先に起きる。嘘でごまかせる相手ではないと、もうわかったのだろう。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














