「無駄遣いしてるお前のせいだろ」責める夫。だが、夫が実母に内緒でお金を渡していた
見下される日々と、突然の家計難
「家族思いの夫」を装う人でしたが、家事も育児も、実際はほとんど私任せでした。
仕事から帰った私が夕飯の支度に立つ横で、夫はソファに寝転がったまま動きません。
手を貸してほしいと頼むと、決まってこう返してきました。
「稼いでるんだから、それくらいやれよ」
子どもが発熱した日に助けを求めても、夫は突き放すだけでした。
「今夜は実家で食べる」
おまけに義母までが、電話口で私を責めてきます。
「母親なのに、体調管理もできないの?」
そんな暮らしのなか、ある月から急に家計が苦しくなりました。
理由を聞いた私に、夫は逆ギレしたのです。
「無駄遣いしてるお前のせいだろ」
私は生活費を切り詰めていました。心当たりなど、どこにもありません。何かがおかしいと、そのとき初めて疑い始めました。
内緒の仕送りと、家を出た日
答えは、義母宅の片付けを手伝った日に見つかりました。
夫名義の振込明細が、束になって引き出しから出てきたのです。
義母への仕送りでした。
私に一言もなく、毎月続いていたのです。
日付をたどると、家計が苦しくなった時期とぴたりと重なっていました。
帰宅した夫に明細を突きつけると、悪びれる様子もなくこう言いました。
「お前に言う必要ない」
「必要ない?私に黙って、家計を傾けておいて?」
問い返しても、夫は開き直るばかりでした。
「母さんが優先に決まってるだろ」
妻や子どもより、実家が優先。その一言で、私の心は完全に決まりました。
もう、この人と同じ家にはいられません。
翌朝、私は必要な物だけをまとめ、子どもの手を引いて玄関を出ました。
「どこ行くんだよ、待てって」
慌てて追ってくる夫を、私は一度だけ振り返って見ました。
うろたえるその顔は、いつも威張っていた人とは、まるで別人のようでした。
迎えてくれた実家の父は、事情を聞いて静かに言いました。
「よく連れてきた。あとはこっちで、ゆっくり考えよう」
「ありがとう。もう、迷わないから」
その言葉に、ずっと張っていた気持ちが、少しずつほどけていきました。
子どもは、久しぶりに会う祖父母に、すっかり甘えていました。はしゃいで駆け回るその小さな背中を見ていると、この決断は間違っていなかったと、心の底から思えてきたのです。
今は子どもと二人、穏やかな毎日です。明細の控えは、大切に保管してあります。夫からの着信は日ごとに増えていきますが、私はもう、その電話に出るつもりはありません。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














