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2026.08.23(Sun)

「そういえば、子どもはまだなの?」子どもを急かす義母。だが、親戚の一言で状況が一変

「そういえば、子どもはまだなの?」子どもを急かす義母。だが、親戚の一言で状況が一変

繰り返される子どもの催促

正月の帰省で、妻と一緒に私の実家へ行ったときのことです。

その日は親戚も集まり、座敷では料理を囲みながら、あちこちで楽しそうな話し声が上がっていました。

妻は私の親族とは、まだ数えるほどしか顔を合わせていません。

それでも笑顔で挨拶をし、話を振られれば丁寧に答えていました。

私も、妻が少しでも気楽に過ごせればと思っていました。

食事が進み、場がすっかり和んできたころです。母がふと妻のほうを見ました。

「そういえば、子どもはまだなの?」

妻の表情が、一瞬だけ固くなったのが分かりました。

「まだ、そのあたりは二人でゆっくり考えようと思っていて……」

妻は言葉を選びながら答えましたが、母はそこで話を終えませんでした。

「でも、早いほうがいいわよ。周りはもう二人目って人もいるでしょう」

そばにいた叔父が、「まあ、その話はいいじゃないか」と別の話題へ変えようとしました。

ところが母は気づかない様子で、さらに妻へ尋ねます。

「仕事も大事だけど、二人はいつ頃って考えてるの?」

さっきまでにぎやかだった周囲の声が、少しずつ小さくなっていきました。

妻は湯呑みに視線を落としています。

私も「母さん、そのくらいに」と言おうと口を開きかけました。

叔母が止めてくれた一言

そのとき、向かいに座っていた叔母が静かに箸を置きました。

先ほどからやり取りを聞いていたのでしょう。妻ではなく、母のほうをまっすぐ見ました。

「詮索は、いい加減やめてよ」

声を荒らげたわけではありません。それでも、その一言で母は言葉を止めました。

叔母は続けます。

「二人には二人の考えがあるんだから。聞かれたくないことだってあるでしょう」

母は少し驚いたような顔をしたあと、周囲を見回しました。

親戚たちもそれ以上話を広げる様子はなく、母もようやく自分が踏み込みすぎたことに気づいたようでした。

「……そうね。ちょっと聞きすぎたわね」

そう言うと、母は妻に「ごめんなさい」と短く謝りました。

妻も「いえ」と答え、少しだけ表情を緩めました。

そのあと叔母が何事もなかったように別の話を始めると、周りも自然に会話へ戻っていきました。

私も妻に小さな声で「ごめん。もっと早く止めればよかった」と伝えました。

妻は首を横に振りましたが、母に何度も聞かれていた時間がつらかったことは、その表情から十分伝わってきました。

心配する気持ちがあったとしても、夫婦のことには他人が踏み込みすぎないほうがいい。叔母が止めてくれたあの日以来、私自身も家族との距離の取り方を意識するようになりました。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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