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2026.08.23(Sun)

「絶対1位なのに、おかしい」運動会で審判に大声で抗議し続けた母親。だが、役員にたしなめられた瞬間

「絶対1位なのに、おかしい」運動会で審判に大声で抗議し続けた母親。だが、役員にたしなめられた瞬間

ゴール脇から聞こえてきた大きな声

秋の運動会。子どもの小学校の校庭には、朝から大勢の保護者が集まっていました。

私はビデオを片手に、我が子の徒競走の順番を待っていました。あちこちから応援の声が上がり、競技が終わるたびに拍手が起こる、いつものにぎやかな運動会です。

そんな中、ゴール付近からひときわ大きな声が聞こえてきました。

「絶対1位なのに、おかしい」

見ると、走り終えた子どもの母親が、審判を担当していた先生に詰め寄るように話していました。

どうやら自分の子が一着だったはずなのに、二着という判定になったことが納得できないようです。

「うちの子が一番だったはずです。もう一度ちゃんと確認してください」

先生は記録係とも確認したうえでの判定だと、落ち着いた様子で説明していました。

それでも母親は、その場を離れようとしません。

少し離れたところでは、当の子どもがうつむいたまま立っていました。周囲の保護者も気にはしているものの、親子の問題に口を出すわけにもいかず、遠巻きに様子を見ています。

次の競技が始まる時間になっても

やり取りが続いているうちに、次の徒競走に出る子どもたちがスタート位置へ移動し始めました。

ところがゴール付近では、まだ母親が先生に説明を求めています。先生も運営を止めるわけにはいかず、困った様子でした。

「見ていた人だって、うちの子が一番だったって分かるはずです」

母親が周囲を見回したところで、運営席から腕章をつけた役員の女性が近づいてきました。

しばらくやり取りを見ていたようで、母親のそばまで来ると静かに声をかけます。

「お母さん、その辺にしておきましょう」

母親はまだ何か言いたそうな表情をしていました。

役員の女性は責めるような口調ではなく、続けました。

「先生方も確認してくださっています。それに、お子さんもずっと待っていますよ」

その言葉に、母親は初めて子どものほうを振り返りました。

子どもは少し離れた場所で、こちらを気にしながら黙って立っています。

母親はしばらくその姿を見たあと、「……すみません」と小さく言い、先生に頭を下げました。

そして子どものもとへ戻ると、二人でその場を離れていきました。

ほどなくして次の競技が始まり、校庭には再び応援の声が戻りました。

順位に納得できず、つい熱くなってしまうこともあるのかもしれません。それでも、役員の女性に声をかけられて初めて、母親もすぐそばにいた子どもの様子に気づいたのでしょう。

強く責めるのではなく、今起きていることを静かに伝えた一言が印象に残った出来事です。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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