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2026.11.07(Sat)

「これだけ?もうちょっとないの?」月の3分の2以上も私の部屋に泊まる彼。食費が倍になっても払う気のない彼に、私が突きつけた条件

「これだけ?もうちょっとないの?」月の3分の2以上も私の部屋に泊まる彼。食費が倍になっても払う気のない彼に、私が突きつけた条件

倍になった食費のわけ

社会に出て間もないころ、私は同じ会社の同期と付き合っていました。

私のひとり暮らしの部屋は会社から近く、彼は仕事帰りによく泊まりに来るようになりました。最初は週に何度かだったのですが、いつの間にか月の3分の2以上をうちで過ごすようになっていました。

私は毎晩、買い物のレシートを家計簿に書き写すのが習慣でした。

ある月の終わり、いつものように食費を合計して驚きました。付き合う前と比べて、食費が倍くらいの月5万円ほどになっていたのです。

彼はよく食べる人でした。うちで夕食を食べることも多く、その分、買う食材の量も増えていました。

ところが、彼は食費も光熱費も一度も出したことがありません。

ある夜、私が夕食に炒め物を作っていると、彼はソファでくつろぎながら待っていました。

料理を出すと、彼はひと口食べて言いました。

「これだけ?もうちょっとないの?」

「ごめん、今日はこれで全部なんだ」

「そっか。じゃあ、冷凍庫にあったアイス食べていい?」

それは私が自分用に買っておいたアイスでした。

食費のことが気になっていた私は、この機会に少し話してみることにしました。

「ねえ、最近ちょっと食費が増えててさ。前の倍くらいになってるんだよね」

「え、そうなの?」

「うん。二人分のご飯を作ることも多いから、買い物の量も増えてるし…」

すると彼は、少し面倒くさそうに答えました。

「でもさ、付き合ってるんだし、そこまで気にする?そういうの言われると、なんか冷めるわ」

私はそれ以上、何も言えませんでした。

彼が泊まりに来ること自体は嫌ではありませんでした。でも、食事の準備もお金の負担も私ばかりという状況には、納得できなくなっていました。

それからも彼が泊まりに来る生活は変わらず、食費の負担は増えたままでした。

家計簿のページを見せた夜

ある夜、私は思い切って家計簿を持ち出し、ソファに座っている彼の前で開きました。

「ちょっとこれ、見てほしいんだけど」

「何、急に。説教?」

彼は冗談っぽく笑いましたが、私はそのまま付き合う前の月のページを見せました。

「これが付き合う前の食費ね」

続いて、今月のページを開きました。

「で、こっちが今月。ほら、倍くらいになってるでしょ」

「まあ、そうだけど。たまたまじゃないの?」

「ううん。ほかの月もずっと同じくらいなの」

私は前の月のページも開いて見せました。

彼は家計簿に目を落としたまま、しばらく何も言いませんでした。

「私も一緒に食べる分はもちろん払うよ。でも、あなたの分まで全部負担するのは、正直きついんだ」

「……だから、どうしてほしいの?」

私は少し間を置いてから、はっきりと答えました。

「少しお金払ってくれるか、それか、もう来ないで」

彼は顔を上げましたが、何も言い返しませんでした。

そのまましばらく黙っていたかと思うと、立ち上がって着替えや充電器をかばんに詰め始めました。

私も引き止めず、彼はその夜のうちに帰っていきました。

それきり彼がうちに来ることはなく、間もなく私たちは別れました。

翌月、食費を計算すると、付き合う前と同じくらいの金額に戻っていました。

私は浮いたお金で、ずっと欲しかった鍋を買いました。

その鍋で最初に作ったのは、自分の好きな具だけを入れたスープです。

誰かの食べる量や好みを気にせず、自分のために料理を作る時間が、今はとても気楽です。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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