tend Editorial Team

2026.06.13(Sat)

彼「俺は味方だよ」→「いい加減にしろよ」喧嘩を機に豹変。だが、彼の親に相談した結果、別れを決意した

彼「俺は味方だよ」→「いい加減にしろよ」喧嘩を機に豹変。だが、彼の親に相談した結果、別れを決意した

家を飛び出した夜に助けてくれた彼

10ヶ月ほど付き合った彼がいた。

付き合い始めの頃は、本当に優しくて頼れる人だった。家族とぶつかって行き場をなくした夜、私が泣きながら連絡すると、彼は迷わずこう言ってくれた。

「家出したら助ける」

その言葉どおり、彼はすぐに車で迎えに来てくれた。

震える私の肩に上着をかけ、温かい飲み物を握らせてくれた。

「もう泣かなくていいよ。ゆっくりでいいから話して」

「俺は味方だよ」

体調を崩して早退した日にも、バイト帰りに飲み物や食べ物を買って届けてくれる。

話していて飽きない、面白い人でもあった。約10ヶ月の付き合いの間、こんなに優しい人はいないと、私は心から信頼していた。

ある喧嘩を境に変わった態度

歯車が狂い始めたのは、ささいなことで衝突した日からだ。

私にも非はあったけれど、どうしても納得できず、思い切って反論した。

すると彼の顔つきが、見たことのないものに変わった。

「いい加減にしろよ」

声を荒らげた。

優しかった彼はどこにもいなかった。

「悪いと思ってるなら謝れ」

結局、時間が経つと折れるのはいつも私の方だった。先に謝れば、彼はうそのように機嫌を直す。

「ごめん、もう言い返さないから」

気づけば私は、彼の機嫌をうかがうのが癖になっていた。

「お前のためを思って言ってるんだよ」

彼はいつもそう言い、私の頭をなでた。優しさと怒りが交互にやってくると、人はだんだん何が正しいのか分からなくなる。

自分さえ我慢すればうまくいく。その考えに、じわじわと支配されていたのだと思う。

きっぱり離れて取り戻した日常

限界を感じて、思い切って彼の親に相談してみた。

身内なら、さすがに息子を諫めてくれると思っていた。けれど、味方はしてもらえなかった。

「うちの子だけが悪いわけじゃないでしょ」

その一言で、私はきれいに諦めがついた。

守ってくれる人など、この関係のどこにもいなかったのだ。この親にして、この彼。そう思うと、もう未練は残らなかった。

「さようなら。二度と関わりません」

そう告げて、私は背を向けた。彼はうろたえた様子で何か言いかけ、最後には「俺が悪かったから」と引き止めようとした。あれだけ強気だった人が、急に小さく見えた。それでも私が振り返ることは、もうなかった。

「もう、決めたことだから」

離れてみて初めて、自分がどれだけ息を詰めて暮らしていたか分かった。

物音にびくつくことも、相手の機嫌を先回りして謝ることもない。今は誰かの顔色をうかがわず、ただ静かに笑える日々がある。あのとき思い切って逃げ出せた自分を、今は誇らしく思える。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.11.03(Tue)

「予約サイトの写真とイメージが違う」旅館の部屋に不満を訴えた客。スタッフが予約画面を見せると、突然黙り込んだ理由
tend Editorial Team

NEW 2026.11.03(Tue)

「今月も有給?何しに行くの?」と休みの理由を毎回問いただすお局。私が行き先を答えると、お局の顔が引きつった
tend Editorial Team

NEW 2026.11.03(Tue)

「倒すのはこっちの勝手だろ」新幹線で後ろの客に言い放った男性。しかし、前の客が座席を倒すと態度が一変
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.09.17(Thu)

「え、あれって奢りじゃないの?」1,000円を立て替えて1か月後、ママ友の返事に言葉を失った私
tend Editorial Team

2026.06.02(Tue)

「これ私の案だから」アイデアをパクった同僚→課長の一言で別フロアに飛ばされた
tend Editorial Team

2026.04.28(Tue)

「この道で地道に精進してほしい」「プロレスラーとして成長した」と称賛の声続出。プロレスラー・フワちゃん、格上の安納サオリ...
tend Editorial Team