「これを食べようと思って来たのに!」目当ての料理が品切れだった先輩。だが、店員さんが勧めた一品とは
楽しみにしていたランチが品切れだった
会社の先輩と昼休みに入った店でのことです。先輩には食べたいランチがあり、その日はそれを目当てに店を選んでいました。
ところが注文しようとすると、店員さんから「申し訳ありません。今日はもう品切れなんです」と言われました。
先輩は思わず残念そうな声を出しました。
「えー、ないの。これを食べようと思って来たのに!」
強く責めたわけではありませんが、本当に楽しみにしていたことは伝わったと思います。
店員さんはもう一度「申し訳ありません」と頭を下げました。
私も何を頼もうかメニューを見直していると、店員さんが少し考えるような間を置いてから言いました。
「今日から出したランチがあるので、いかがですか」
新しく始まったメニューで、先輩が頼もうとしていた料理とは違うものの、似た味付けが好きな人には勧めているそうです。
先輩はメニューを見ながら、「じゃあ、それにしてみようかな」と答えました。
一口食べてから、先輩が黙った
しばらくして運ばれてきた料理を、先輩はまず一口食べました。
私は反応が気になって横を見ると、先輩は何も言わずにもう一口。そのまま食べ進めています。
半分ほど食べたところで、ようやくこちらを見ました。
「これ、おいしいね」
さっきまでの残念そうな表情はなくなっていました。
食べ終わるころ、皿を下げに来た店員さんに、先輩が声をかけました。
「さっき勧めてもらったの、当たりでした」
店員さんは「あ、よかったです」と笑っていました。
品切れそのものは店員さんにもどうしようもなかったはずです。それでも、ただ謝って終わるのではなく、代わりになりそうなものを一つ教えてくれたことで、先輩も満足できたようでした。
帰り道に残ったのは、品切れの話ではなかった
会計を済ませて会社へ戻る途中、先輩が言いました。
「あれ、教えてもらえてよかったな」
目当ての料理は食べられなかったのに、帰り道で話題になったのは新しく見つけたランチのほうでした。
私もその後、その店へ行ったときは日替わりやおすすめを以前より見るようになりました。いつものものがない日にも、別のおいしいものに出会えることがあるのだと知った昼休みでした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














