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2026.10.30(Fri)

「旅行に行く金はあって、妹に返す金はないのか」20万円を返さず旅行を計画する兄。だが、父の一言で態度が一変

「旅行に行く金はあって、妹に返す金はないのか」20万円を返さず旅行を計画する兄。だが、父の一言で態度が一変

ボーナスで返すと言った兄

数年前、兄から突然電話がかかってきました。

兄は当時、引っ越しを控えていました。

新居の契約費用や家具の購入が重なり、予定していたよりも出費が増えてしまったそうです。

「悪いんだけど、20万円だけ貸してくれないか?」

突然の頼みに、私は驚きました。

「20万円?そんな大金、すぐには返せないでしょ?」

「来月ボーナスが入るから、それで全部返すよ。今回だけ頼む」

兄は会社勤めをしていて、これまでお金のことで頼ってきたことはありませんでした。

私は迷った末に、20万円を振り込みました。

念のため、返済の約束はメッセージでも残しておきました。

ところが、翌月になってもお金は返ってきません。

「ボーナス入ったんだよね?この前のお金はどうなった?」

そう連絡すると、兄からは短い返事が届きました。

「ごめん、ほかの支払いが重なってさ。もう少し待って」

仕方なく待ちましたが、その翌月も返済はありませんでした。

何度か催促するうちに、兄は「家族なんだから、そんなに急かさなくてもいいだろ」と言うようになりました。

約束を守ってもらえないことも、催促する私が悪いように言われることも、納得できませんでした。

家族の食卓で父が放った一言

それからしばらくして、実家で家族そろって夕食を食べる機会がありました。

私は以前、両親に兄とのお金のやり取りを相談していました。

ただ、父からは「まずは本人同士で話してみなさい」と言われていたのです。

食事が終わり、お茶を飲んでいると、兄が楽しそうに話し始めました。

「来月、友達と旅行に行くんだよ。ホテルも予約したし、結構楽しみなんだ」

私は思わず兄の顔を見ました。

旅行に行く余裕があるのなら、少しでも返済してほしい。そう思って口を開きました。

「ねえ、その前に貸した20万円、少しでも返してもらえないかな?」

すると兄は、露骨に嫌そうな顔をしました。

「またその話?ちゃんと返すって言ってるだろ」

「でも、ボーナスで返すって言ってから、もう何か月もたってるよ」

「だから、今はほかにも出費があるんだって。旅行だって前から予定してたんだよ」

兄はそう言って、面倒くさそうにお茶を飲みました。

そのとき、黙って話を聞いていた父が口を開きました。

「旅行に行く金はあって、妹に返す金はないのか」

兄の手が止まりました。

「いや、旅行はもう予約してるし…」

「旅行に行くなとは言っていない。ただ、返すと約束したお金を何か月も放っておいて、遊びの予定ばかり立てるのは違うだろう」

兄は何も言い返せず、黙っていました。

父はさらに、落ち着いた声で続けました。

「一度に20万円返せないなら、毎月いくら返せるのか、ちゃんと妹と話しなさい。家族だからこそ、約束は守らないといけない」

母も「貸してもらったままじゃ、気まずいでしょう」と言いました。

兄はしばらくうつむいていましたが、やがて小さな声で答えました。

「……分かったよ。毎月2万円ずつなら返せる」

私は「それなら大丈夫」と答え、毎月の振込日を決めました。

それから数日後、兄からメッセージが届きました。

「今まで返さなくて悪かった。これからはちゃんと振り込む」

最初の振込日には、約束どおり2万円が入金されました。その後も毎月、返済が続いています。

まだ全額返ってきたわけではありませんが、ようやく兄とお金の話ができるようになりました。

あの夜、父が兄を一方的に怒鳴るのではなく、返済の約束を守るように話してくれたことが、何よりありがたかったです。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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