「飽きたんでしょ、もう」デート翌日から既読無視を貫いた彼。突如終わった関係に絶望した日
退職後に叶った、待ち遠しかった再会デート
同じ職場で気になっていた男性が、引っ越しのために退職してから少し経った頃。
私はようやく時間を作って、彼ともう一度会う日を決めました。
退職前の一ヶ月、私たちは毎日のようにメッセージを重ね、何度か仕事終わりにデートも重ねていたんです。
だから離れても、関係は続いているつもりでした。彼の方からも「会いたい」と言葉をくれていましたし、距離が物理的に開いただけで気持ちはまだ近い、と信じていました。
「もう一度デートしたい」
そう自分から伝えて待ち合わせたカフェで、彼は変わらず穏やかに笑っていました。
料理の感想、引っ越し先の街の話、共通の同僚の近況。
話題は尽きず、気づけば日が落ちていたんです。
窓の外が夜色に変わっても、お互い席を立つ気配はありませんでした。
別れ際、また連絡するねと彼が手を振った瞬間、これから関係はもっと進んでいくのかな、と私は密かに期待を抱きました。
翌日のメッセージから、返信のテンポが変わった
異変は、デートの翌日に送ったお礼メッセージのあとから始まりました。
それまでなら数分で返ってきた言葉が、半日経っても、夜になっても画面に表示されないんです。
スマホを置いては開き、開いては置く。
気がつくと、家事の手も止まっていました。
翌々日にやっと届いた返信は、短く、温度の低いものでした。
それから3週間、私の送ったメッセージはすべて既読のまま放置されたのです。
私は意味もなくスクロールを繰り返し、何度も自分の文面を読み返しました。
誤字や、押し付けがましい言葉が紛れていなかったかと。
「飽きたんでしょ、もう」
誰もいない部屋で、そう声に出してしまった夜もありました。
問い返す相手すらいない言葉が、天井に吸い込まれていったのです。
(何か気に障ることをしてしまったのかな)
完全にブロックされたわけではない。たまに送られてくる短い返信から、好意のかけらのようなものが見える瞬間もある。だからこそ、私はもう一歩を踏み出せずにいるのでした。
気持ちを問いただしたら、たぶん全部終わってしまう。問わなければ、答えはずっと出ない。揺れ続ける心を抱えたまま、私は今夜もまた画面の前で息を止めてしまうのです。
はっきり振られたわけでもない。曖昧な距離だからこそ立ち直れない、厄介な失恋の形でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














