「これ、何に消えたんですか?」通帳の管理を任せていた義母。5年間貯めたはずの残高が0円だった瞬間
確認したいと言った途端
同居の義母に子どもを見てもらい、私たち夫婦は安心して働けていました。その流れで、家計の通帳まで義母に任せきりになっていたんです。
「お金のことは私に任せておけば間違いないから」
結婚した当初から、義母はそう言って通帳と印鑑を手元に置いていました。育児を支えてもらっている手前、私も夫も何も言えなかったんです。給料はそのまま義母の口座に入り、支払いも義母任せでした。
5年たったある日、子どもの進学費用が気になった私は、何気なく義母に切り出しました。
「お義母さん、家のお金、今いくらあるか確認したくて」
「通帳?私が預かってるでしょ」
「ええ、それは分かってるんですけど、一度だけ中を見せてもらえたらと思って」
「あなたは心配しなくていいの。私がちゃんとやってるんだから」
かわすような返事に、私は逆に引っかかったんです。なぜ見せたくないのか。お願いを重ねると、義母の手がわずかに震えていました。
使い道は誰も知らない
ようやく開いた通帳の残高は、ほとんどゼロでした。毎月渡してきたお金が、5年分まるごと見当たらない。
「これ、何に消えたんですか?」
「……いろいろあるのよ。細かいことまで覚えてないわ」
義母はそう言ったきり、はっきりした使い道を口にしませんでした。問い詰めても答えは返ってこない。夫と顔を見合わせ、私たちは決断したんです。
「これからは、私たちで管理します」
義母は反論しかけて、ふっと黙りました。引き止める理由が、見つからなかったのだと思います。
数字が示した答え
自分たちで口座を握ってから、家計の流れは一気にクリアになりました。
何にいくら使ったかが、はっきり見える。無駄遣いをやめたわけでもないのに、お金がするすると残っていくんです。
夫も毎月の通帳記入を一緒に確認しては、首をかしげていました。今までのお金は、いったいどこへ消えていたのか。考えるほど、5年という年月が重く感じられたんです。
半年後、通帳には100万円。私はその通帳を、義母の前にそっと置きました。
「半年で、ここまで貯まりました。今までは、どうして残らなかったんでしょうね」
義母は通帳の数字をじっと見つめ、顔をこわばらせました。言い訳を探すように口を動かしましたが、声にはならなかったんです。
そして、目を合わせないまま小さくうなずくと、そのまま席を立っていきました。あれほど強気だった人が、ひと言も言い返せなくなっていたんです。
それ以来、義母が家計に口を挟むことはありません。人任せにしていた私も悪かったけれど、自分たちで握った途端に貯まった100万円が、すべてを語っていました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














