「ふ〜ん、そういう態度なんだ」年収や住宅ローンをしつこく聞くママ友。だが、隣のママが同じ質問を返した結果
公園のベンチで始まったお金の話
子どもが入園して間もないころ、送り迎えで顔を合わせるようになったママ友がいました。
ある日の昼、園からの帰り道に子どもたちを公園で遊ばせることになり、私たちはベンチに並んで座りました。隣のベンチには、同じ園のママも座っていました。
子どもたちがブランコの順番を待っているのを眺めていると、ママ友が何気ない調子で話しかけてきました。
「そういえば、旦那さんって何のお仕事してるの?」
「普通の会社員だよ」
「へえ、そうなんだ。年収ってどれくらい?」
突然の質問に、私は少し戸惑いました。
「えっ、年収?そこまではちょっと……」
笑ってごまかしたのですが、ママ友は気にする様子もなく質問を続けます。
「じゃあ、貯金は?結構してる?」
「いや、そんな大したことないよ」
まだ知り合って間もない相手に、家のお金の話をするのは抵抗がありました。
それでも、ママ友の質問は終わりません。
「そうなんだ。ちなみに、今のおうちの住宅ローンって月いくら払ってるの?」
さすがに、そこまで答える必要はないと思いました。
ただ、はっきり断って気まずくなるのも嫌で、私は子どもたちのほうを見ながら話題を変えました。
「あ、見て。みんなちゃんと順番守ってるね」
すると、ママ友は私の顔を見て、腕を組みました。
「ふ〜ん、そういう態度なんだ」
「えっ?」
「別に、ちょっと聞いただけなのに」
その言い方に、私は何も返せなくなりました。
答えたくないことを聞かれたから話題を変えただけなのに、こちらが悪いことをしたような気分になってしまったのです。
隣のママが聞き返したこと
そのとき、隣のベンチにいたママが立ち上がり、私たちのそばへ来ました。
「ごめんね、話が聞こえちゃったんだけど」
そう前置きすると、質問を続けていたママ友に声をかけました。
「じゃあ、あなたのおうちは住宅ローン、月いくら払ってるの?」
「えっ?」
「旦那さんの年収も、どれくらい?」
ママ友は一瞬驚いた顔をして、言葉に詰まりました。
「いや、それは……ちょっと……」
少し離れた砂場のそばにいたママたちも、こちらに目を向けています。
隣のママは、穏やかな口調で続けました。
「ほらね。聞かれたら困るでしょ?」
「……まあ、そうだけど」
「家のお金のことって、誰にでも話したいわけじゃないと思うよ」
ママ友はそれ以上何も言わず、視線をそらしました。そして、しばらくすると立ち上がり、子どもを呼びに行きました。
私は隣のママに小さくお礼を言いました。
自分ではうまく伝えられなかった気持ちを、代わりに言葉にしてもらえたことがありがたかったです。
それ以来、あのママ友が家のお金について質問してくることはなくなりました。
今では、あの日声をかけてくれたママとベンチに並んで座り、子どもたちのいたずらの話で笑い合っています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














