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2026.06.30(Tue)

「あら、今日はずいぶん良いお洋服ね」と嫌味を言うママ友。だが、私が明かした事実に言葉を失った

「あら、今日はずいぶん良いお洋服ね」と嫌味を言うママ友。だが、私が明かした事実に言葉を失った

お迎えの園庭で

その日のお迎えは、園庭にお母さんたちが何人も集まっている時間だった。子供にはたまたま、親戚からいただいた少し上等なブランドの服を着せていた。

買ったものではなく、お下がりのような貰い物だ。

近づいてきたのは、園でも有名な仕切りたがりのママ友だった。誰の持ち物が新しいか、どこの習い事に通っているか、人のことを逐一チェックしては品定めする人で、私はいつも当たり障りなく接していた。

深入りすれば、こちらの暮らしぶりを物差しにされるのが目に見えていたからだ。

「あら、今日はずいぶん良いお洋服ね」

その日も、彼女の視線はまっすぐ子供の服に注がれていた。値踏みするような目つきに、私は内心で身構えた。

わざと張り上げた一言

周りに聞こえるよう、彼女はわざと声を大きくして言い放った。

「お宅はいつも良いお洋服で羨ましいわ」

そして、謙遜を装いながら本音の刃を覗かせた。

「うちはプチプラで十分」

そう前置きしてから、旦那さんの収入が良いと服にかける余裕が違うのよねえと言う。

自分を下げるふりをして、こちらの夫の稼ぎを引き合いに出す。典型的な嫌味だった。周りのお母さんたちも一瞬しんとして、気まずそうに目を見合わせている。

張り合ってもよかったけれど、私はあえて穏やかに、彼女のプチプラ宣言のほうを褒めてみせた。

「素敵ですね」

そして、肝心なところをさらりと付け足した。

「これ、いただき物なんです」

収入の差を匂わせて見下したつもりが、相手の服はただの貰い物。彼女の嫌味は、出した瞬間に行き場を失った。

黙り込んだ相手

勝ち誇っていた彼女の顔が、みるみるこわばっていった。何か言い返そうと口を開きかけ、言葉が出てこずに閉じる。

最後は気まずそうにうつむいて、そのまま黙り込んでしまった。

反対に、周りのお母さんたちの空気はふっとほぐれた。一人が「うちもいただき物ばっかりですよ」と笑い、別の人がそうそうと相づちを打つ。

大声でマウントを取った彼女だけが、その輪からぽつんと取り残されていた。

私は無理に追い打ちをかけず、子供の支度を整えて園庭を出た。見栄を張る人に張り合っても仕方がない。事実を一つ置いてくるだけで、十分だった。

それ以来、彼女が私に収入や持ち物の話を振ってくることはなくなった。すれ違っても、決まりが悪そうに小さく頭を下げるだけだ。

今は適度な距離を保ちながら、穏やかに付き合えている。あのとき下手に出ずに返せて、すっきりした気持ちで毎日を過ごせている。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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