夫「相手はただの同僚」→「同僚にハートのメッセージ送るの?」と夫の浮気を問い詰めた結果
光った画面
結婚三年目、夫の様子が変わった。帰宅は遅くなり、スマホをいつも伏せて置くようになった。聞けば「仕事が立て込んでいる」と、それらしい答えが返ってくる。
ある夜、夫がシャワーを浴びている間に、テーブルのスマホが光った。プレビューに表示されたのは、ハートの絵文字が並ぶメッセージだった。差出人は、見知らぬ女性の名前。
夫が出てきたとき、私は静かに尋ねた。
「この人、誰なの。こんな時間に何の連絡?」
「相手はただの同僚」
夫は平然と言い切り、タオルで髪を拭きながら笑ってみせた。その落ち着きが、かえって私の確信を深くした。
一週間分の通知
その場で責めても、口の達者な夫は言い逃れるだけだろう。私は一週間、何も気づかないふりをして、静かに記録を取り続けた。
シャワーのたびに光る通知。深夜に届くハートの数。帰宅時間と、メッセージの時刻のずれ。気づけば、一週間でノートはぎっしり埋まっていた。
感情的に泣いてすがれば、また「気のせいだ」で押し切られる。だから私は、淡々と事実だけを書き留めた。
日付、時刻、相手の名前。誰が見ても言い逃れできない形に整えていった。
一週間後の朝食の席で、私はそのノートを夫の前に置いて、再度問い詰めた。
「相手はただの同僚だって」
夫はまだ、同じ言い訳を繰り返した。私はノートのページをめくって見せた。
「同僚にハートのメッセージ送るの?」
夫の手から、箸が滑り落ちた。並んだ日付と時刻を目で追ううち、顔がみるみる青ざめていく。
「いや、これは……ちょっと待て」
言葉に詰まり、視線が宙をさまよう。あれほど余裕のあった人が、テーブルの上の記録から目をそらせなくなっていた。やがて夫は、ぽつりと不倫を認めた。
払わせた慰謝料
私は相手の女性とも、直接会って話をした。同じ記録を見せると、彼女は「既婚だなんて聞いていなかった」と言って泣き出した。
「慰謝料は、お支払いください」
涙にほだされることなく、私は淡々と請求した。彼女はうつむいたまま、支払いに応じるしかなかった。
夫とは、話し合いの末に離婚した。最後まで「やり直したい」とすがってきたが、私の答えは決まっていた。帰りが遅くなれば理由を細かく告げ、スマホをテーブルに置きっぱなしにする。あの自信たっぷりだった夫は、もういなかった。
「気づかないふりをして暮らすより、よほどすっきりしました」
追及する側と、ごまかす側。立場は、すっかり逆転していた。気づけたことに、後悔はひとつもない。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














