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2026.06.25(Thu)

「中古物件見つけたんだって」新築の我が家近くに引っ越そうとする義母。だが、夫の一言にイラッとしたワケ

「中古物件見つけたんだって」新築の我が家近くに引っ越そうとする義母。だが、夫の一言にイラッとしたワケ

鳴りやまない着信

臨月が近づいた頃、私のスマートフォンには毎日のように、義母からの着信が並んでいた。

用がなくても、週に何度もかかってくる。その回数を見るたび、漠然とした不安が胸に残った。

そんなある日、夫が新居の話のついでに、こう言った。

「母さんがさ、新築のすぐ近くで中古物件見つけたんだって。引っ越そうとしてるみたい」

手にしていたコップを、危うく落としかけた。土地探しから内装まで、義両親には全部話してきた。

それなのに、もう着工目前のこの時期に、すぐそばへ越してくるというのだ。

軽すぎる返事

「週に何度も電話してくる人が、すぐ隣に住んだら、どうなると思う」

私が不安を口にすると、夫はあっさり笑った。

「うちの親は過干渉じゃないから平気だって」

その軽さが、何より怖かった。彼には、毎日のように鳴る着信の重さが、まるで見えていない。

「平気かどうかは、毎日その家で暮らす私が感じることだよ」

大事なことを、こんな調子で決められてしまう。妊娠後期で、本当は出産だけに気持ちを向けたい時期なのに。悔しくて、その夜は声を殺して泣いた。

「私は、適度な距離があるほうが安心して子育てできる。隣に住むのは、どうしても無理」

はっきりそう告げると、夫はようやく黙った。

引いた一線

それから幾晩も、私たちは話し合いを重ねた。途中で投げ出したくなる夜もあったが、ここだけは引けないと決めていた。

「あなたのお母さんに『引っ越しは無しで』って伝えるのは、あなたしかできない」

「……わかった。俺から話す」

渋っていた夫が、最後にはそう約束してくれた。後日、夫が自分の口で義母に伝え、隣への引っ越しの話は、きれいに無くなった。

新居での暮らしが始まった今、私は驚くほど穏やかに過ごせている。義両親とは、年に数回顔を合わせるくらい。

「この距離が、一番ちょうどいいね」

夫も今は、そう言って笑う。あの時、泣きながらでも一線を引いておいて、本当によかった。家族の境界線は、誰かに引いてもらうものではなく、自分で守るものなのだと知った出来事だった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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