「結婚したんだから、次は子どもだな」酒の席で子どもを急かした義祖父。だが、夫が庇ってくれた瞬間
結婚して初めて迎えた年末
夫と結婚して半年ほどたった年末、私は初めて夫の祖父母の家へ挨拶に行きました。
祖父と顔を合わせるのは結婚式以来です。
口数が少なく、少し厳しそうな印象があったため、私は道中から緊張していました。
座敷へ入ると、祖父は私たちを見て「おう」と短く声をかけました。
祖母が用意してくれた料理を囲み、最初のうちは夫や祖母を交えて穏やかに話していました。
ところが、祖父の酒が進むにつれて、話題は私たち夫婦のこれからに移っていきました。
何度も繰り返されたひ孫の話
「結婚したんだから、次は子どもだな」
突然の話に、私はどう答えればいいのか分からず、曖昧に笑いました。
すると祖父は、「早くひ孫の顔を見せてくれ」と続けます。
夫がすぐに、「おじいちゃん、その話はまだいいよ」と軽く止めました。
しかし祖父は悪気があるというより、自分にとっては普通の話題だと思っているようでした。
「そうは言っても、楽しみにしてるんだ。いつ頃を考えてるんだ?」
私は困りながら、「そのことは、二人で考えていこうと思っています」と答えました。
それでも祖父は、「そんなに難しく考えなくてもいいだろう」と話を続けます。
ひ孫を楽しみにしてくれている気持ちは分かります。ただ、まだ何も決めていないことを何度も聞かれるのは、正直つらく感じました。
私が返事に困っていると、夫が今度ははっきりと口を開きました。
「おじいちゃん、もうその話はやめよう。子どものことは僕たち二人で決めることだから」
声を荒らげたわけではありません。それでも、これ以上は踏み込ませないという意思が伝わる言い方でした。
夫が線を引いてくれたこと
祖父は少し不満そうな顔をしましたが、それ以上、子どもの話を続けることはありませんでした。
祖母が別の話題を振ってくれたこともあり、その後の食事は少しずつ元の雰囲気に戻っていきました。
帰り道、夫は「ああいうふうに何度も聞かれるとは思わなかった。嫌だったよね」と言いました。
私は、祖父がひ孫を楽しみにしていること自体は理解できました。それでも、夫婦のことには周囲が踏み込みすぎないほうがいい場合もあります。
あのとき夫が私だけに答えさせず、「僕たち二人のこと」と言ってくれたことが、何より心強く感じられました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














