tend Editorial Team

2026.07.08(Wed)

義母「実家で料理習わなかったの?」→夫「母さんより妻の飯が好きだ」3年貶され続けた嫁の隣で姑が黙った

義母「実家で料理習わなかったの?」→夫「母さんより妻の飯が好きだ」3年貶され続けた嫁の隣で姑が黙った

出された料理を睨む義母

妻が腕によりをかけた食事も、母の前ではいつも品定めの対象になる。

その日の主菜は、妻が前の晩から仕込んだ肉じゃがだった。じっくり煮込まれて、味も染みている。

ところが母は一口食べると、眉をひそめてこう言った。

「実家で料理習わなかったの?」

妻の箸が止まった。

「すみません、次はもっと勉強します」

妻はいつもそうやって頭を下げる。結婚してからの3年、母が来るたびに繰り返されてきた光景だった。

味が薄い、盛り付けが地味、段取りが悪い。母の口から褒め言葉が出たことは、ただの一度もない。

妻はそのたびに背筋を伸ばして頭を下げ、翌週にはまた新しいレシピを覚えてくる。母が好きだと言っていた煮物を、何度も練習しているのを俺は知っていた。それでも母の物差しに、妻の努力が届いたことは一度もない。品定めの視線を浴びながら小さくうなずく妻を見るのは、正直、料理をけなされる本人以上につらかった。

妻の隣で告げた本音

俺はその夜、もう黙っていられなかった。

「母さん、ひとついい?」

「なによ、改まって」

「母さんより妻の飯が好きだ」

母は一瞬、言葉の意味がわからないという顔をした。

「……なんですって?」

「俺はこの家で毎日、妻の料理を食べてる。どれも美味いと思ってるんだ。その飯を、母さんが来るたびにけなすのは、もうやめてほしい」

母は反論しようと口を開いた。「私はこの子のためを思って……」

「ためを思うなら、まず美味しいって言ってやってよ」

母は言葉に詰まり、視線を落とした。切り返す言葉を探しているようだったが、何も出てこない。いつもなら「あなたは母親の味方でしょう」と畳みかけてくるのに、その言葉すら出てこないようだった。しばらくして、小さく息を吐いた。

「……そう。あなたが、そう思ってるのね」

「思ってる。ずっと言えなかっただけだ」

母はしばらく箸を見つめたあと、ぽつりと言った。

「……肉じゃが、味は悪くなかったわ」

絞り出すようなその一言に、妻が驚いた顔で母を見た。

帰り際、母は靴を履きながらぽつりと言った。「また、寄らせてもらうわね」。声のトーンは、いつもより少しだけ低かった。玄関を出るとき、母はもう妻の顔をまともに見ようとはせず、逃げるように背を向けた。品定めをする側だったはずの人が、今日は目を伏せていた。

玄関のドアが閉まると、妻が俺の腕をそっとつかんだ。「……守ってくれて、ありがとう」

その手は少しだけ震えていて、俺はただ、うなずいて返した。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.23(Sun)

「30代でまだ家も買ってないのか」お盆に親戚の前で家を急かす叔父。だが、母の一言で状況が一変
tend Editorial Team

NEW 2026.08.23(Sun)

「今日は息子の分しか作ってないの」私だけ夕食を勧めなかった義母。だが、孫の誕生後に見せた変化
tend Editorial Team

NEW 2026.08.23(Sun)

「このお菓子、誰も食べないのよ」夫と選んだ手土産を隅に置いた義母。だが、夫が静かに言い返した一言
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.03.21(Sat)

1ミリの傷に8万円請求?ニコニコレンタカー返却騒動に見る格安サービスの限界と消費者が払う高い代償
tend Editorial Team

2026.06.11(Thu)

TBS山本恵里伽アナウンサーが選択した事実婚という決断と、SNS上で議論が湧き上がっている現状
tend Editorial Team

2026.07.27(Mon)

「監視されてるみたいなの」SNSで知り合った独占欲の強い男。いいねがつくと感じた私の本音とは
tend Editorial Team