「勝手に宅配ボックスへ入れられた」電話口で責める客。だが、注文時の記録を確認した結果
指示どおりに届けたはずなのに
宅配の仕事をしていた頃、配達方法をめぐってお客様から強い口調で責められたことがあります。
その日届ける荷物には、注文時の希望として「不在の場合は宅配ボックスへ」と記載されていました。
指定された住所に着き、呼び鈴を鳴らしましたが、しばらく待っても応答はありません。
そこで私は指示に従い、荷物を宅配ボックスに入れました。
扉がきちんと閉まっていることを確認し、配達完了の記録も残しました。
特に問題のない、いつもどおりの配達だと思っていました。
ところが数日後、営業所から連絡がありました。
荷物を受け取ったお客様が、配達方法について不満を訴えているというのです。
「手渡しで受け取りたかったのに、勝手に宅配ボックスへ入れられた」
電話口のお客様は、かなり腹を立てている様子でした。
「普通は直接渡すものだろう。どうして呼び鈴を鳴らして待たなかったんだ」
私は呼び鈴を鳴らしたことと、応答がなかったため指定どおり宅配ボックスを利用したことを説明しました。
しかし、お客様は「そんな指定をした覚えはない」と繰り返します。
注文時の記録に残っていた内容
そこで担当者が、注文時に登録された配達方法を確認することになりました。
画面には、確かに「不在時は宅配ボックスへ」と記録されていました。配達した時刻や完了記録も残っています。
担当者からその内容を伝えると、電話口のお客様はしばらく黙っていました。
やがて、先ほどまでよりも小さな声で言いました。
「そういう設定になっていたんですね。忘れていたのかもしれません」
どうやら以前に登録した配達方法を、そのまま変更せずに注文していたようです。
最後まで明確な謝罪はありませんでしたが、こちらの配達に問題がなかったことは理解してもらえました。
強い口調で責められたときは、自分が何か間違えたのではないかと不安になりました。
それでも記憶だけで言い返さず、まず記録を確認したことで、落ち着いて状況を整理できました。
配達方法の希望は、注文する側も届ける側も、事前に確認しておくことが大切なのだと感じた出来事です。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














